本日の読了本

このシリーズも最後の感を読み終わった。最初の頃に比べると登場する人物と寂聴さんとの関わりが薄くなってきたが、横尾忠則の絵とともに最後まで楽しめた。またパラパラと拾い読みしてみたい本だ。

本日の購入本

  • 『アイロンと朝の詩人 回送電車3』堀江敏幸(中公文庫)

『本の音』は途中で挫折してしまったけれど、堀江敏幸は文庫では必ず買う作家だ。

川本三郎も必ず買う作家だが、単行本から2年で早くも文庫化された。

ジーノの家』は装丁だけで買った本で、そのときは内田洋子が何者か全く知らなかった。今回もまずに入ったのは本の表紙だ。内田洋子という作者名をみても、『ジーノの家』と結びつかなかった。いまだに内田洋子がどんな人かは知らない。

注目の12月発売文庫(ブックサービス・新刊発売情報より)

本日の読了本

1冊丸ごと古本の話。ここに出てくる人たちは本当にたくさんの古本を買っているなあ、それも1冊数百円までで。地方に住んでいる私にはうらやましいことが多く、楽しみながらも欲求不満になってしまった本であった。私は最近買う本は新刊がほとんどで、古本を買うことが少なくなっているのではあるが。

本日の読了本

  • 『犯罪者はどこに目をつけているか』清永賢二・清永奈穂

実際の犯罪のプロに聞いた狙われやすい人や家についてとその対処法についての本である。犯罪にあわないためには自分の住んでいるコミュニティが大切だと言うことが印象に残ったが、プロに狙われたらどんな対策をとっていても無駄だということも繰り返しかかれている。文章が独特で、意味のとりにくい部分もあったが、自宅の防犯を考えている人や路上の犯罪が多い地域に住んでいる人には一読の価値ありか。

本日の読了本

  • アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』町田智浩(文春文庫)

初めての町田智浩だったが、たいへんおもしろくずんずん読んだ。しかし、読んでいてアメリカの実態のあまりのバカバカしさにあきれ果ててしまった。文庫だから当然リアルタイムの話ではなく、今読むとある意味歴史を読む感覚もある。当時ニュースなどで知っていることもけっこう多い。そんなこともあったなあ、ということで真実はこうだったのかと驚かされることもある。でもバカバカしさに笑ってばかりもいられない。今の日本が当時のアメリカと同じ方向に行っているのだから。

本日の読了本

高山宏四方田犬彦の著作に出てくる気になる人物だった由良君美。今年の5月に出てすぐ買い、早速読み始めたのだが、私の知らない人や本ばかり出てきてなかなか進まなかった。途中何度か中断して、やっと読み終わった。後半は少し易しい内容だったので挫折せず何とか読了まで漕ぎ着けた、という感じです。