2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

本日の読了本

『星を撒いた街 上林暁傑作小説集』山本善行・撰(夏葉社) 上林暁は全集を買おうかと思ったくらい好きだ(でも置き場所のことを考えて断念した)。なかでも、病妻物といわれるものが個人的な好みである。今回読んでみても、やっぱりいい。

本日の購入本

『ローマ世界の終焉(上) ローマ人の物語41』塩野七生(新潮文庫) 『ローマ世界の終焉(中) ローマ人の物語42』塩野七生(新潮文庫) 『ローマ世界の終焉(下) ローマ人の物語43』塩野七生(新潮文庫) これで完結。史実的なことでいろいろ批判もあるようだが…

世界陸上

きのうから世界陸上が始まった。きょうは男子100m決勝を楽しみにしていたが、ウサイン・ボルトがフイライングで失格となり、興味が半減してしまった。日本勢の活躍はまだないが、女子の福島選手には期待しています。これから当分、陸上とサッカーで忙し…

本日の読了本

『続 ふところ手帖』子母澤寛(中公文庫) 『ふところ手帖』とは少し趣が変わり、江戸時代の渡世人といわれる人々について書かれたものがほとんどである。時代小説などではおなじみの名前がたくさん出てきて、それぞれがひとつの小説になるはなしである。しか…

ページビュー

このブログを始めて6か月たった。きょう自分のページを見ると、カウンタがちょうど11111となっていた。運良くこんな数字にあたったので記念に写真を撮ってみました。みなさん見てくれてありがとうございます。

本日の読了本

『にぎやかな悪霊たち』都筑道夫(講談社文庫) 出雲オカルト研究所を舞台に繰りひろげられる、ちょっとエッチな連作短編集。研究所に持ち込まれる幽霊や生き霊などの相談を、頼りにならない所長の出雲と助手で週刊誌編集者の鶴来、鶴来の恋人由香里、カメラマ…

本日の読了本

『陸軍落語兵』春風亭柳昇(ちくま文庫) 『与太郎戦記』に続く第2弾。文章は読みやすく、内容もおもしろい。しかし、先ほど読んだ記録とつけようとしたとき、2009年4月にすでに読んでいたことが判明した。ショック。確かに読んだことがある内容があるな…

なでしこジャパン

岡山県美作市へなでしこジャパンのオリンピック予選強化練習を見学に行きました。競技場近くの駐車場はいっぱいで、湯郷温泉近くの河川敷駐車場に車を止めて、無料シャトルバスで往復しました。午後3時半からの練習でしたが、競技場は満員。4000人近く…

本日の読了本

『イン イギリスの宿屋のはなし』臼田昭(講談社学術文庫) イン・タヴァン・エールハウス・パブなど酒場であり、社交場であり、宿屋でもあった場所についての書。巡礼宿から駅馬車、看板のことまで関連あることを、英文学者である著者がディケンズやシェイク…

本日の読了本

『ぶたぶたさん』矢崎存美(光文社文庫) 光文社文庫のこのシリーズも8冊目。11の短篇が入っている。「ぶたぶたさん」が登場する以外はそれぞれ独立した話だ。ひとつの話が次に展開する期待を持たせながら終わる。しかしそれで終わり。出版されるとつい買っ…

本日の購入本

『増補 遅読のすすめ』山村修(ちくま文庫) 自分が本を読むスピードは遅いほうだと感じてる。速読法などに興味はないが、ある書評家が3時間くらいで分厚い本を1冊読み終わったということを書いているのを読んだりすると、うーんと思ったりする。自分だった…

本日の読了本

『一心斎不覚の筆禍 物書同心居眠り紋蔵』佐藤雅美(講談社文庫) おもしろい。紋蔵の子供たちのあれこれは特におもしろい。また、江戸時代の刑法的な決まりもスッキリと説明されていて、しかも話の流れを邪魔していない。佐藤雅美の得意技ではあるが、いつ読…

本日の購入本

『一心斎不覚の筆禍 物書同心居眠り紋蔵』佐藤雅美(講談社文庫) このシリーズも9作目。佐藤雅美はどのシリーズもおもしろい。これもさっそく読んでしまうだろう。

本日の読了本

『容疑者Xの献身』東野圭吾(文春文庫) 2006年の直木賞受賞作でガリレオシリーズの1冊である。ガリレオシリーズを読むのは初めてであるが、テレビドラマを何回か観たことはある。2人暮らしの母娘がやむを得ず犯した殺人をアパートのとなりに住む高校の…

本日の読了本

『グッドラックららばい』平安寿子(講談社文庫) 6年ほど前に買っていた本。夫婦と娘二人の家庭の母親が突然家出をしたことから始まる20年間の物語。家出をした日が上の娘の高校卒業式に出席した直後であり、特別な理由も見あたらないことを含め、それから…

本日の読了本

『仏果を得ず』三浦しをん(双葉文庫) 人形浄瑠璃の若き太夫の芸と恋に苦悩する物語。自由奔放だが芸はしっかりしている師匠と変わり者の相方の三味線弾き、そして一目惚れした女性の間で振り回されながらも芸に精進する主人公。よくある設定かもしれないが、…

本日の読了本

『三万両五十三次 巻四』野村胡堂(中公文庫) やっと読み終わったという感じ。最後は大団円に向けて一気に進んだ感じだったが、途中は何ともまだるっこしい。波瀾万丈の物語とはいっても、現代のエンターテインメント小説と比べるとテンポは遅いし、会話と人…

注目の9月発売文庫(本やタウンより)

『黙阿弥の明治維新』渡辺保(岩波現代文庫) 『オリンピックの身代金(上)』奥田英朗(角川文庫) 『オリンピックの身代金(下)』奥田英朗(角川文庫) 『パノラマニア十蘭』久生十蘭(河出文庫) 『古典落語(3)お店ばなし』落語協会(時代小説文庫) 『私の東京地図』…

本日の読了本

『本棚探偵の生還』喜国雅彦(双葉社) シリーズ3冊目。いやあ相変わらずおもしろい。今回はマラソンの話題が新しい部分だが、それも古本がらみなのが何とも言えずおかしくなる。前2作も読み返したくなった。必要もないのにあえて2冊組にしている遊び心も楽…

本日の購入本

『江戸滑稽化物尽くし』アダム・カバット(講談社学術文庫) 『順番が来るまで』和田芳恵(講談社文芸文庫) 『戦中派焼け跡日記』山田風太郎(小学館文庫) 『ぶたぶたさん』矢崎存美(光文社文庫)

本日の読了本

『ふところ手帖』子母澤寛(中公文庫) 歴史随筆集ということになるのだろうが、身辺の回想的な文章も少し含まれている。特に有名なのは「座頭市物語」だろう。この10ページほどの随筆がのちに映画となり、こんなに有名になるとは不思議なものだ。『続 ふと…

本日の購入本

仕事の合間に中央線沿線の古本屋を回ろうと予定していた。しかしあまり時間がなかったことと、猛暑のため吉祥寺駅近くの「古本よみた屋」と荻窪駅近くの「岩森書店」「ささま書店」だけに寄る。駅から少し遠いところは取りやめた。次の本を購入して、新幹線…

サッカー日韓戦

ホテルのテレビで観戦する。久々に日本代表がゴールをねらう意欲を感じた試合だった。特に香川選手のゴール前のセンスはすばらしい。また初代表の清武選手もよかった。ワールドカップのアジア3次予選が楽しみになった。

本日の読了本

『華族婦人の忘れもの 新・御宿かわせみ2』平岩弓枝(文春文庫) 所用でおとといから東京に来ている。新幹線の中で読み始めたが、集中できず。きのうはホテルに帰って入浴したら、即ダウン。ということできょうやっと読了。このシリーズも長く続いているが、…

本日の読了本

『三万両五十三次 巻三』野村胡堂(中公文庫) やっと3巻目読み終わる。府中から浜名湖まで。三万両はどこにあるかより、登場する美女4人のそれぞれの危機や苦悩がこの巻のメインになっている。 『下町ロケット』池井戸潤(小学館) 先日直木賞を受賞した作。…

本日の購入本

『本棚探偵の生還』喜国雅彦(双葉社) 本棚探偵の第3弾。前回の『本棚探偵の回想』が出たのはもう7年前になる。今回は2分冊で箱入り。 『東京震災記』田山花袋(河出文庫) 現代教養文庫版をずっと探していたが、見つからず。今回河出文庫になり、念願かなっ…

本日の購入本

『やなりいなり』畠中恵(新潮社) 「しゃばけ」シリーズも10周年らしい。 『星を撒いた街 上林暁 傑作小説集』山本善行・撰(夏葉社) 夏葉社の第4弾。上林暁の文庫で生きているのは講談社文芸文庫の1冊だけとなっている。新刊で読めるある意味貴重な上林暁…