本日の読了本

徳川夢声のくらがり二十年』に続いての出版。『くらがり』のほうが、生い立ちからトーキーが一般的になったため活動弁士を馘首になるまでであった。今回の『あかるみ』のほうは映画に出演するようになってからの話。出演作ごとにエピソードが書かれている。途中に1頁メモとしてその他の出演映画についてのことが26回挿入されている。講談社文庫の『夢声自伝』を読みたかったが、今だ手に入れられていない。内容の重複するこの2作でだいたいのことはわかるようだ。でも『夢声自伝』はなんとしても手に入れたいものです。

気がつけばこのシリーズも9冊目。今回はミュージカル「TALK LIKE SINGING」についてと飼い猫の「おしまんべ」の最期についてが印象的でした。前作の『復活の日 三谷幸喜のありふれた生活8』はすこしだれた印象。題は前回が復活だったが、今回で復活していた。