本日の読了本

大型辞書編纂に燃える人々を描いた小説だ。時間的には15年間を描いている。私は辞書が好きで、国語辞典は「日本国語大辞典第2版」(小学館)と「大辞林」(三省堂)を、漢和辞典は「大漢語林」(大修館書店)「大字源」(角川書店)「字通」(平凡社)をおもに利用している。あと小型辞典も何種類か、類語辞典、英和辞典や和英辞典、地名辞典や専門の辞典なども持っている。利用機会は少ない、というかほとんどないが。ところでこの小説では、悪人は出てこず、みんな辞書編纂に関わることで成長していき、恋も成就する。楽しめるエンタテインメント小説であるが、少し底が浅い感じは否めない。