本日の読了本

26歳の青年が、第2次大戦末期に特攻で死んだらしい祖父の足跡を追う物語。絶対に生きて家族のもとへ帰ると公言していたらしい祖父が、なぜ特攻で死ななければならなかったのか。そもそも祖父は優秀なパイロットだったのか。物語は戦争の時代を生きざるを得なかった若者達の葛藤を描いて、涙なしには読めない。しかし、私には話の展開が少し粗雑で、もう少し緻密さがあってもよいのではと感じるところもあった。