本日の読了本

分厚い本で最初は700ページくらいあるのかと思った。実際は400ページほどだった。こんなに厚くする必要があるのが疑問に思った。内容は子規周辺の人々の消息を含め、伝記的な内容になっている。俳句や短歌の解釈や評価については言及していない。「写生」についても詳しくは述べられてはいない。しかし読んでいるうちに子規のそばにいる気分になっていた。最近では長谷川櫂『子規の宇宙』とともに印象に残る本だ。

書店で無料でもらえる、本文60ページほどの小冊子。毎年楽しみにしている。今回は6人が読書や岩波文庫について書いている。ぜひ書店でもらって読んでみてください。

役者としての小沢昭一はほとんど知らないが、文筆家としての小沢昭一は名文家だと思う。最近の著作はほとんど読んでいるが、飽きることはない。